台湾最後の「漁火」漁船、伝統絶やさぬよう奮闘
夜が訪れると、漁師たちは台湾北部の沖合に向けて出港し、伝統的な手法である「漁火(いさりび)」を用いて魚を捕る準備に入る。
漁場に着くと、漁師の一人が炭化カルシウムに水を加えてアセチレンガスを発生させ、それを使って棒に火をつける。すると光り輝く何百匹もの魚が流れ星のように海から飛び出し、他の漁師たちが魚を漁網ですくい上げる。
地元の漁師たちは、何世紀にもわたり漁火でニシン科の魚、サッパを取ってい...
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