【全日展問題】前会長が文化庁に謝罪 「自分で書いた」捏造認める
文化庁が後援する書道中心の公募展「全日展」が複数の県に知事賞を返還していた問題で、主催する全日展書法会(東京都)の前会長(73)が28日、同庁を訪れ、昨年分の16県の知事賞受賞者は架空の人物だとし、「受賞作は私が書きました」と捏造を認めた。報道陣に対し「3年ぐらい前からやっていた。応募がないと、翌年から(知事賞を)もらえなくなる」と説明。今回の問題の責任を取り18日付で会長を辞任したと報告し、「社会的にも書道愛好者、会に対しても信頼を失墜させて大変申しわけなかった」と謝罪した。